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初めての資金調達実績レポート(中間報告)

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初めての資金調達実績レポート(中間報告)

By 松山馨太 inBlog


多くの起業家にとって、初めての資金調達の際には、たくさんの不明点があると思います。

 

  • 誰に相談すれば良いのか?
  • どんなタイミングから相談すれば良いか?
  • どのように投資家に会うのか?
  • バリュエーションや調達額はいくらにすれば良いのか?
  • ピッチの際には何を伝えれば良いのか?

Code Republicでは、そんな悩みを解決するため、これから資金調達を目指す方と資金調達経験済みの方へアンケートを実施、アンケートを基に資金調達経験者がどのようなプロセスで資金調達を行ったかをレポートしたいと考えています。

3月3日時点で69名の方に回答頂いており、今回は中間報告ということで、途中経過を報告します。今後さらにサンプル数の増加、インタビューを基にレポートを作成したいと考えています。(アンケートにご協力頂いた皆様、ありがとうございました!まだまだサンプル数を増やしたく、未回答の方は是非ご協力頂けますと幸いです!)

 

▼アンケート募集中

https://forms.gle/Tkov9xYzS9PgMkSq5

 

初めての資金調達で知りたいこと

資金調達前の方に資金調達の不明点、調達中の方に現在悩んでいる点、調達後の方に事前に知っておきたかったことを聞いてみました。

調達前の不明点では、「投資家の投資基準」「投資家の選び方」「資本政策の作り方」「時価総額の算出方法」が同数、調達中の悩みでは、「投資家の投資基準」が最も多く、次いで「投資家の選び方」、その後「資本政策の作り方」「投資家との出会い方」が続きます

調達後に事前に知っておきたかったことでは、「投資家の投資基準」が最も多く、次いで「投資家との出会い方」、その後「投資家毎のタイプ」「投資相談開始のタイミング」が続きます。

 

各セグメント共通で『投資家の投資基準』が多く、事前に知っておきたかったことでは、「投資家との出会い方」や「投資家のタイプ」が挙げられ、業種、ステージ、キャピタリスト個人の関心領域、初回のみor追加投資可能など多様なVCが存在するため、複数の選択肢を踏まえて判断したかったという振り返りがあると推測されます。

調達開始前・調達中では、「投資家の投資基準」「投資家の選び方」「資本政策の作り方」が多く、これらの項目は今後Code Republicでも解説コンテンツやインタビューコンテンツを発信していきます。次に資金調達経験者へのアンケート結果です。

 

相談のタイミングと方法

投資家に対して、資金調達の相談を開始したタイミングは、「アイディア段階」が最も多く65%以上を占めています。
また、資金調達の最初の相談相手では、VCが最も多く約60%を占め、次にエンジェル投資家が24%を占めています。
投資家への連絡方法は、「SNSからの連絡」が最も多く、全体の半数近くとなっています。中には「TwitterでいいねをしたらVCからDMが来た」のような回答もありました。

現在はほとんどのVC・エンジェル投資家がSNSアカウントを開設しており、DMを開放しています。私もDMを頂くことがありますが、原則すべて返信をしており、どのような点がクリアになれば投資検討ができるかをディスカッション、その後、進捗状況を共有頂き、投資に至るケースが多いです。

アイディア段階から積極的に相談、関係構築を行い、自分のアイディアの何がクリアになれば投資に至るかを引き出すようなコミュニケーションを図ることが、資金調達の近道かもしれません。ただし、興味がない相手に対しては、社交辞令のみを伝えて終わるケースも往々に存在します。自分のアイディアの弱点・投資に至らない点が何か?を建設的に探っていくことが重要ではないかと思います。

また、スタートアップ業界ではTwitterの利用者が多く、DMを頂いた際はプロフィールやツイートを閲覧しています。そのため、Twitterでの情報発信は投資家に対してのアピールとしても有効であると思います。私の場合は、特に業界やベンチマーク企業に対する鋭い考察を発信していると非常に魅力的に感じます。

 

相談開始から調達まで

最初の相談相手はVCが最も多い結果となっていましたが、初めての資金調達では資金調達先もVCからの調達が約55%と最も多く、次いでエンジェル投資家からの調達が約30%を占めています。
最初の相談から資金調達完了までに相談した投資家の人数は、2〜5名が約半数を占め、10人以下が全体の約70%となっています。一方で、50名以上に会っているという強者もいました。
さらに最初の相談から資金調達完了までの期間では、約70%が3ヶ月以内、約22%は1ヶ月以内です。シードステージの資金調達では、意思決定のスピードが早いシードVCやエンジェル投資家が多く、短期間で調達が完了しています。
一方で、初回調達から2回目の資金調達までの期間は、10〜12ヶ月間が約47%、1年〜1年半が40%、大半のスタートアップが10ヶ月以上後の調達となっています。
さらに初めての資金調達までのピボット回数では、ピボットなしが約60%、1回以上ピボットしている企業は約40%となっていますが、初めての資金調達から2回目の資金調達までのピボット回数では、ピボットなしが約47%、1回以上ピボットしている企業は約53%、半数のスタートアップが初回調達以降にピボットを行っています。

シードステージの調達資金は、ビジネスアイディアという仮説(思い込み)が事実かを検証するための資金です。調達資金がキャッシュアウトするまでに「ターゲットは存在するのか?課題は存在するのか?プロダクトは課題を解決しているのか?その課題解決に対価が支払われるのか?」の検証を完了させなければなりません。

しかし、多くのスタートアップが初回の資金調達から2回目の資金調達までにピボットが行われています。一般的には、1回の資金調達での調達額は、1年〜1年半の活動資金と言われていますが、ピボットになる可能性も踏まえ、検証スケジュールと調達額を考えることが重要であると思います。

また、初回の資金調達では見送りとなった場合でも2回目以降で投資をしているケースは多く、初回調達の際に相談した投資家に対しても、定期的に進捗状況の共有や何がクリアになれば投資に至るかを確認しておくことで、2回目以降の調達を円滑に進められると思います。順調に資金調達を進めているスタートアップは、調達開始の半年前くらいから検証状況や検証予定を伝え、仮説自体の認識を擦り合わせている傾向にあると思います。

 

バリュエーションと調達額

初めての資金調達の際のバリュエーション(時価総額)は、約70%が2億円未満、約25%が1億円未満となっています。調達額は、2000万円未満が74%、そのうち半分の37%が1000万円未満となっています。

資金調達の際のステータスや実際の起業家の調達状況を踏まえると、アイディア構想〜MVPの段階では時価総額5000万円で500万円前後の調達、プロダクトができて時価総額1億円で1000万円前後の調達が相場感ではないかと思います。

低いバリュエーションでの調達は自身の株式保有比率が減少するというデメリットもありますが、早い段階から起業のパートナーをつくり、支援を得られるメリットもあります。自身の事業はヒト・モノ・カネの観点で、どのタイミングで調達すれば事業を推進できるかを考え、調達活動を行ってもらえればと思います。


今回は中間報告となりますが、今後サンプル数の増加、インタビューを基にレポートを作成したいと思いますので、ご協力頂ける方は是非アンケートにご回答頂けますと幸いです。

 

▼アンケート募集中

https://forms.gle/Tkov9xYzS9PgMkSq5

尚、Code Republicでは起業志望〜起業初期の方を対象として、投資・メンタリング・Zホールディングスをはじめとする営業先&提携先紹介により、起業のスタートダッシュを支援するアクセラレーターを運営しています。現在第9期募集中(2021年3月7日締切)です。熱い想いに溢れる起業家の皆様のご応募お待ちしています!

プログラム開始時点に創業資金700万円を提供、毎週のキャピタリストのメンタリング、隔週のゲストアドバイザーを招いた勉強会を中心にアイデアの仮説検証を繰り返し、プログラムの最後は投資家を招いたデモデイを開催、追加資金調達を目指します。

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▼応募フォーム
https://forms.gle/xWstp1eJu1H66tJN7

▼プログラム詳細
https://www.coderepublic.jp/

▼プログラム期間
2021年4月20日〜2021年8月25日

▼募集締切
2021年3月7日23時59分

※書類選考および面談選考を行います。書類選考の合否通知は3月中旬を予定しています。
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最新情報はCode RepublicのTwitterアカウント( https://twitter.com/CodeRepublicJP )で発信しています。

松山馨太
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