【メンターインタビュー#3】East Venturesマネージングパートナー衛藤バタラ
メンターインタビューでは、Code Republicのメンターがどのような人物か?を毎週連載形式でお伝えします。第3回目のインタビューはCode Republicアドバイザー、East Venturesマネージングパートナー衛藤バタラです。
Q1.はじめに自己紹介をお願いします。
衞藤バタラです。East Venturesのパートナーをやらせていただいています。
主に日本とインドネシアを中心とした海外の投資をしています。
趣味はスノボ、キャンプと格闘技です。
冬はよくニセコにスノボしに行きます。
Q2.VCになったきっかけは?
プログラミングとネットサービスが好きで、常に新しいサービスを考えています。
大学4年生の時にmixiをゼロから開発して作り上げました。そして、上場まで持って行く経験もさせて頂きました。
当時2009年頃は、生まれ育った故郷のインドネシアに行くたびにネットサービスの少なさを感じていました。日本では当たり前にあったようなサービスも全くありませんでした。
自分のネットサービス立ち上げから上場までの経験をぜひここで活かしたいと思いました。
それがきっかけになって、現地の様々な起業家と話し始め、また日本から投資家達を連れて行くようになりました。
そして、自らが起業するよりも起業家を支援した方がインドネシアのネットサービスのエコシステムに対する影響が大きいと思い、VCを始めました。
Q3.投資の際に重視している点は?
需要性とその市場規模です。
スタートアップが失敗する理由で一番多いのは需要のないものを作ってしまうことにあります。
まずは、本当にその需要があるかどうかを確認します。
また、需要があっても市場規模が小さければ大きな会社になりにくいです。
結局大きい市場を狙っても小さい市場を狙ってもやることは変わらないと思います。
せっかく起業するからには、大きい市場を狙って欲しいです。
これは最初から狙わなくても、会社のビジョンとして持っていて欲しいです。
アップルもいきなりiPhoneではなくて、最初出したのはMP3プレイヤーのiPodでした。
それと同じく、会社のビジョンは大きく持ちつつも、確実に小さなステップで結果を出して欲しいです。
Q4.今注目している領域は?
ディープラーニングです。
この世の中にある一番複雑なコンピューターは人間の脳です。その脳の構造を模したのがディープラーニングです。この技術のおかげで、昔は考えられなかったようなこともコンピューターにやらせることができるようになりました。
今後、人間の脳を遥かに超える存在となるでしょう。その進化ついていくには今でもこの分野に注目すべきだと思います。
Q5.どんな起業家を支援したいですか?
実現力と仕事に対する熱意がある起業家です。
アイデアを考える人が1万人いたとしても、そのアイデアを実際のものにするのは100人ぐらいです。そのものを諦めずに改善して、成功まで持って行くのは一人ぐらいです。
単純に言うと、その仕事に対して他人よりもどれだけ時間を多く使えるかだと思います。
これは本当に仕事に対して熱意がないと続かないと思います。
逆にやっていることに熱意を持っていると、長い時間働いても全く苦にならないと思います。
そのような熱意のある起業家に投資させていただきたいです。
Q6.Code Republicにかける想い
Code Republicは私たちメンターとの繋がりだけではなくて、
起業家同士の横の繋がりも生まれるような起業家コミュニティーに育てていきたいと思っています。
Code Republicでは現在第9期の採択企業を募集中(2021年3月7日締切)です。審議及び採択は随時行っていますので、爆速で事業を成長させたい起業家の方は是非ご応募ください。
▼応募フォーム
https://forms.gle/xWstp1eJu1H66tJN7
また、ご不明点・ご質問がある場合は随時説明させていただきますので、担当DMへお気軽にお問い合わせください。
▼松山馨太
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