【メンターインタビュー#1】Code Republic共同代表 松山馨太
メンターインタビューでは、Code Republicのメンターがどのような人物か?を毎週連載形式でお伝えします。第1回目のインタビューはCode Republic共同代表、YJキャピタルの松山馨太です。
Q1.はじめに自己紹介をお願いします。
YJキャピタルの松山馨太です。Code Republicの共同代表としてアクセラレータープログラムの運営を中心にシードステージの投資に注力しています。
また、YJキャピタルでは、メディア・コマース・フィンテックの3領域を注力領域としており、コマース領域もYJキャピタル大久保と共に担当、主にサービスEC・O2Oをテーマにしています。
YouTube・stand.fmで起業に関するノウハウ発信もしていますので、ご覧頂けますと幸いです。(本数少ないですが・・)
▼YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCu7h37uE4myTk3EtFTnCDjQ
▼stand.fm
https://stand.fm/channels/5e7375a34afcd351044c468b
Q2.VCになったきっかけは?
ヤフーでは、動画配信サービスを運営するGYAOに出向しており、広告営業や広告会社・放送局との事業開発を担当していました。
ヤフー入社時から将来的に起業をしたいと考えており、GYAOでの業務の傍ら地方創生を目的とした旅行サービスで起業、具体的には旅行領域のキュレーションメディアと観光体験のC2Cサービスの開発を行っていました。キュレーションメディアはアドネットワークやタイアップで収入を得ることができましたが、C2Cサービスは売り手側の協力者を集め、MVP検証を行たところ、買い手側は誰も使ってくれないという状況に直面、自分は何かを間違っている、ただ何を間違っているかわからないという状況になっていました。
その際に日本で最初期に独立系VCを創業した長谷川博和教授の書籍を読み、いわゆるスタートアップの仮説検証という考え方を理解できていないことに気づかされ、長谷川教授が指導している大学院のゼミに入り、多くのことを学ばせて頂きました。長谷川教授のお話を伺う中でVCの業務を通じてシード期の仮説検証やスケールのプロセスをもっと知りたい、そして、自分のような失敗を繰り返さないような支援をしたいと考え、YJキャピタルを志願しました。
Q3.投資の際に重視している点は?
よくマーケット・プロダクト・チームという基準が挙がりますが、私はシードステージが大半のため、チームを最も重視しています。特に「絶対この課題を解決したい」「こんな世界を実現する」という熱い想いとスピーディーに検証できるチームかを重視しています。
ビジネスアイディアの段階は、まだ思い込み(仮説)の状態であるため、この仮説の検証を繰り返して、限られたリソースの中で如何に早くターゲットの課題を解決できるソリューションを見つけられるかが勝負になると考えています。
このため、仮説を分解して何を検証すればよいかを考え、スピーディーに検証して多くの仮説に挑戦できる人物、そして、その検証を粘り強くやり抜くための熱い夢や想いを持っている人物という点を重視しています。
Q4.今注目している領域は?
SMBをエンパワーメントするプラットフォームに興味があります。
私が北海道の田舎出身ということもありますが、地方では良い商品・サービスを提供していても発見されないまま埋もれてしまっているケースが多くあります。インターネットはこのような問題を解決してきましたが、未だにインターネットに対するリテラシーの差は大きく、インターネットを通じて商売するためのハードルが存在しています。
新型コロナウィルスにより、これまでインターネットに関心のなかった事業者・消費者もインターネットの活用を模索し始めている今、小売でいうSTORESやBASEのような誰もが簡単にインターネットで販売ができるプラットフォームが様々な領域で生まれてくると思っています。そんなSMBをエンパワーメントするプラットフォームに興味があります。
Q5.どんな起業家を支援したいですか?
投資判断の質問と重複しますが、「こんな世界を実現する」という熱い夢・想いを持った起業家を応援したいです。
Code Republicでは、創業資金をはじめ次回ラウンド以降のフォロー含む「投資」、複数のVCとディスカッションする「メンタリング」、CR採択企業同士により学び合う・助け合う「コミュニティ」、ZHDグループや投資先の紹介により事業推進を図る「ネットワーク」、資金調達や事業提携の機会を提供する「デモデイ」の5つが起業家の皆様へ提供できる価値と考えています。
特にメンタリングは週1回の週次MTGだけでなく、状況に応じて合宿や領域の専門家を招いたMTGなど徹底的に議論をして、仮説検証や成長戦略のブラッシュアップを行っています。
僕も想いが入ってしまうので、「このビジネスが成功するために何が必要か?」を建設的にポジティブに熱く議論できるような方を支援したい、支援したいというよりもチームメンバーの一人として一緒に挑戦したいです。
Q6.Code Republicにかける想いを教えてください。
僕自身は起業を失敗している身なので、その反省を踏まえ、多くの起業家やVCから学んだ知見を皆様に伝えたい、そして、一人でも多くの起業家の起業の成功確率を高められるようになりたいと考えています。
Code Republicではプログラムとして、投資・メンタリング・コミュニティ・ネットワーク・デモデイの5つの価値を最大限提供していきますが、プログラムに限らず、創業メンバーの一人のつもりで徹底的に支援したいと思っています。
Code Republicのリソースをフル活用して「マッハで事業を成長させたい!」そんな気概に溢れる皆様のご連絡お待ちしてます!
Code Republicでは現在第9期の採択企業を募集中(2021年3月7日締切)です。審議及び採択は随時行っていますので、爆速で事業を成長させたい起業家の方は是非ご応募ください。
▼応募フォーム
https://forms.gle/xWstp1eJu1H66tJN7
また、ご不明点・ご質問がある場合は随時説明させていただきますので、担当DMへお気軽にお問い合わせください。
▼松山馨太
https://twitter.com/KTMY0507
▼ハミルトン世菜
https://twitter.com/senahamil