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相談の社会インフラ『Kakedas』(CRSS第1期生 株式会社Kakedas代表取締役渋川駿伍)

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相談の社会インフラ『Kakedas』(CRSS第1期生 株式会社Kakedas代表取締役渋川駿伍)

By Code Republic inBlog

East VenturesとYJキャピタルが共同運営するアクセラレータープログラム『Code Republic』では、慶應義塾大学琴坂研究会とのコラボレーションにより学生を対象とした集中講義型プログラム『Code Republic Startup School(CRSS)』を開催しています。

CRSSは、今をときめく17名の先輩起業家の知見を体系化した講義と慶應義塾大学琴坂准教授・YJキャピタル堀新一郎・East Ventures衛藤バタラ等のメンタリングにより、学生起業家・起業志望者の成長を支援、2018年10月より第1期のプログラムをを開始、現在2020年度第3期のプログラムを募集中です。(詳細はこちら)

本日はCRSS第1期生で「キャリア相談室」を簡単に開設できるSaaS『Kakedas(カケダス)』を運営する株式会社Kakedas代表取締役渋川駿伍さんに、サービス開発の経緯についてお話し頂きます。

サービス内容は?

国家資格登録者数国内No.1の、相談のインフラ事業を作っています。 現在はtoBとtoC領域でサービスを展開しております。

1)HRTech領域で、法人向けにSaaSで「キャリア相談室」を簡単に開設できる『Kakedas(カケダス)』を提供。 こちらは、昨今多くの企業で掲げている“キャリア自律“をサポートし、従業員の「離職率の低下」「モチベーションの向上」によって導入企業をエンパワーメントするBPOサービスです。

 

2)20代後半〜30代前半の女性向けに、理想のライフスタイルをサポートするために生まれた対話型の月額制パーソナルサービス『Kakedas.LIFE(カケダスライフ)』を提供。 こちらは、日本初のサブスクリプションで専属コンサルタントに相談できるサービスです。

 

コロナ禍によって、前者は社内コミュニケーションを活性化し、メンタルヘルスをケアする文脈でも導入社数が3倍以上に増えており、後者では、ライフスタイルを見つめ直す人が増えたことから相談件数が5倍以上増えており、現在組織も拡大しているところです。

 

サービス開発のきっかけは?

2年前。私たちはnoFRAME schoolsという社名で起業しました。 当時はオンライン教育事業を営んでおりました。 その頃、学習の継続率が高いユーザーと低いユーザー、その両者にどんな違いがあるのかを調べてみたことがあります。

前者は自身のキャリアプランが明確で、理想の人生から逆算した学習計画を立てていました。 他方、後者はなんとなく現在のキャリアに不安を抱いていたり、流行りだからとプログラミングを勉強していたりと、将来設計が曖昧な状態でした。

つまり、先の見通しが立たないまま、ぼんやりと勉強を始めてみても長続きはしない、ということが分かったのです。

しかし、いざ将来設計やキャリアの棚卸しをしようと思っても、一人ではなかなか難しいものです。 思考が堂々巡りになってしまったり、思うように言葉が出てこなかったり。

そんなとき、私自身の原体験でもあるのですが、適切な対話空間があるとスムーズに自分の想いを内省し、言語化することができます。

人生100年時代。学びとキャリアが地続きであり、何度も行き来する必要のある世の中になりました。

この社会にとって、学習を支えるサービスよりも先に、適切な相手に相談でき自分の人生を能動的に切り開いていける人を増やす仕組みの方が先に必要ではないかと思い、Kakedasの事業にピボットしました。

 

サービスの開発にあたり、どのように仮説検証を行いましたか?

かれこれ起業してから、5回もピボットをした先に、今のKakedasにたどり着きました。

仮説検証では、2つのことを大切にしていました。 一つは、徹底的にユーザーの声を聞くこと。 もう一つは、贅肉を削ぎ落とすこと。

一つ目について説明すると、 私は、起業してサービスを作ることは、真っ暗闇の中を走り続けるようなものだと思っています。 そんな暗闇の中で、ユーザーの声は灯火であり、それを頼りに進む以外に正しい道はないと思っているからです。

ひとりでも良いから、熱狂的に使ってくれるユーザーがいたらその明かりを頼りにする。 仮説通りにいかず、想定していたサービスの使われ方をしていなかったとしても、まずはその光に近づいて見る感覚ですね。

とにかく、サービスを作る過程でたくさんの人と話していました。 それは今でも変わりません。新機能を追加するときや困ったときには積極的に、使ってくれるユーザーの声をもとに判断します。

2つ目は、徹底的にリーンであることを大事にしています。

私はデザインするのが好きだから、ついつい細部にまで拘って設計しようとしてしまいます。 ですが、ユーザーの課題をミニマムに解決するMVPがどこにあるのか、その仮説が緻密であれば、必要最低限の工数で試すことができます。

これは、一つ目のユーザーの声を聞くことにも繋がっていて、プロダクトがないことには、社会からの反響やフィードバックすら返ってこない。 頭でっかちにならないように、常に無駄な機能はないか、冗長な導線はないか、目を凝らして選別するようにしています。

 

起業にあたりCRSSで得られたことは何でしたか?

2つあって、ひとつは同世代の熱い志を持つ仲間との出会いです。 もうひとつは、経験豊富な講師陣が醸し出す、あのストイックな環境そのものです。

一つ目は、今でも定期的にご飯に行ったり、お互いの進捗を共有する同年代の起業家に出会えたことが嬉しいですね。

二つ目は、CRSSに通っていた期間は毎回の講義があるたびに感じていたのですが、正直ちょっと行きたくないなと思うくらい、ハードでストイックなわけです。

起業して、ある種その当時は裸の王様みたいな状態だったんだと思います。

メディアに取り上げられたり、20歳で資金調達をして事業を作っている自分に酔っていた気がします。

だからこそ、鋭いフィードバックが怖くて、それが至極真っ当で芯をついているからこそ、避けていたのだと思います。

最後の方は、もはや執念でした。 毎回講義に通って、どんどん同期が辞めていきました。 ここまできたら、最後の最後まで残ってギャフンと言わせてやる(誰に?w)と思いながら、最後の日のピッチを迎えたことを、今でも昨日のことのように新鮮に覚えています。

講師だった琴坂教授には、CRSS後にもずっと事業の相談に乗ってもらっていました。

CRSS期間のユーザーとの向き合い方と、ピボットから仮説検証までのスピードの速さを評価してもらい、その後出資をしていただいたのですが、そんな大好きな株主との出会いもここCRSSですから、私にとってこのインタビューはとても感慨深いものがあります。

 

最後にKakedasをどのように使ってもらいたいですか?

日本をはじめとする先進国では、これまでの経済成長によって多くの恩恵を受けてきました。

その経済発展にともなって、水道/ガス/電気などハードのインフラは完全に整備されました。 ただ、その一方でソフトのインフラは、誰も設計していなかったのです。 これからの時代、日本に必要なのは相談のインフラです。

困ったとき、悩んだとき。ひとりで抱え込まず、誰かに相談して頼れる社会が求められています。

この国に適切な対話空間を設計し、人生の主人公を増やすことこそが、私たちKakedas(カケダス)の使命です。

次の時代の当たり前をつくる「Kakedas」を、これからよろしくお願い致します。

 


以上、株式会社Kakedas渋川さんのインタビューとなります。CRSSでは熱い想いをもった学生起業家を募集しています。

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Code Republicは、シード期のスタートアップを対象としてPMF(Product/Market Fit)達成を目指す4ヶ月間のプログラムです。 毎週開催される各種イベントやキャピタリスト・アドバイザー・起業家からのフィードバックにより、アイデアの仮説検証を繰り返し、最短でのPMFを実現します。

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