自分自身が求めている本に出会いたい(CRSS第1期生/ ReadHub株式会社代表取締役青木郷師)
East VenturesとYJキャピタルが共同運営するアクセラレータープログラム『Code Republic』では、慶應義塾大学琴坂研究会とのコラボレーションにより学生を対象とした集中講義型プログラム『Code Republic Startup School(CRSS)』を開催しています。
CRSSは、今をときめく17名の先輩起業家の知見を体系化した講義と慶應義塾大学琴坂准教授・YJキャピタル堀新一郎・East Ventures衛藤バタラ等のメンタリングにより、学生起業家・起業志望者の成長を支援、2018年10月より第1期、2019年7月より第2期のプログラムを実施、現在2020年度のプログラムを募集中です。(詳細はこちら)
本日はCRSS第1期生で先月サービスを正式ローンチした実名ソーシャルリーディングアプリ『ReadHub』を運営する ReadHub株式会社代表取締役青木郷師さんに、サービス開発の経緯についてお話し頂きます。
サービス内容は?
ReadHubは、実名ソーシャルリーディングアプリです。現在はiOS版を先行リリースしております。
ReadHubには大きく三つの特徴があります。
一つ目は、人を軸に本を探せることです。ReadHubでは、より簡単に知人や信頼する人の紹介する本に出会うことができます。
二つ目は、プロフェッショナルのオススメ本インタビューを閲覧できることです。アプリの中に「ライブラリ」というタブがあります。そこでは、弊社のオウンドメディア「ReadHub TIMES」で行っている著名人のおすすめ本を紹介する「Professional Library」と、その他メディアでオススメ本が紹介されている記事が掲載されています。「ライブラリ」機能を使うことにより、プロフェッショナルから本を選ぶことができます。
三つ目は、読書管理とアウトプットです。本を読んで感じたことをアウトプットすることができ、アウトプットした内容はマイページの本棚にたまっていきます。本でインプットした学びを、アウトプットによってさらに深める場を提供しています。
サービス開発のきっかけは?
大学入学後に周りの優秀な学生に負けまいと、私が自分を高めるために選んだ手段の一つが読書でした。
しかし、読書をしようとECサイトで本を選ぼうとしたところ、あまり自分自身が求めている本に出会うことができず、無駄な時間を過ごしてしまうことが多くありました。そんな中でも、信頼する人から勧められた本を読むと多くの良書に出会えました。この経験から、ReadHubを着想しました。
サービスの開発にあたり、どのように仮説検証を行いましたか?
既存の読書系のサービスを利用している方や、書店のビジネス書コーナーにいる方に話しかけて、ヒアリングをさせて頂いています。
読書に関して困っていることや、既存サービスで物足りない点等をお伺いし、実際のニーズやターゲットを検証しています。現在は、開発したアプリの品質向上のためにヒアリングを続けております。
また、構想当初は簡潔なオススメの本のインタビュー記事をアメブロで公開し、人のオススメの本がどのくらいの閲覧されるのかを調査しました。
起業にあたりCRSSで得られたことは何でしたか?
CRSSで得られたものは、大きく2つあります。
1つ目が、起業の土台となる知識です。起業すると決めても、最初は何を行えばいいのかわかりません。CRSSでは、講義を通して一連の流れに沿ったインプットをしてくださり、起業すると決めてからスムーズに動くことができました。
2つ目は、大きな進捗に繋がるメンタリングです。熱い想いを持って参加者と向き合ってくれる松山さんを始めとして、ケアすべきポイントを伝えてくれる堀さん、海外の事例などを教えてくれるバタラさん、的確なアドバイスをくれる琴坂先生など、お金を払ってでも行く価値がある講義を3ヶ月に渡って受けられるのは非常に価値があると思います。しかも無料です(笑)。
最後にReadHubをどのように使ってもらいたいですか?
このサービスは日常的に読書をしている方・読書を通して何かを得ようとしている方に是非利用していただきたいです。読書管理、読書のアウトプット、読みたい本の発見が一貫してできるアプリになっています。
現在、琴坂先生を始めとして、様々な業界のプロフェッショナルにもご利用いただいており、次に読む本を探すのにかなり便利です。
1冊読み終わった後には、その本で感じたことや学びを投稿していただくことで、思考が整理され、記憶の定着にも役立つと思います。実際にご利用頂いたユーザーの方には「こんなサービスを待っていた!」というお声を頂いております。
また、普段読書をしない方も、「このアプリをダウンロードして読書がしたくなった」というメッセージをいただきました。ReadHubを使えば使うほど、日常の読書がさらに楽しくなっていくと思うので、読書をする全ての人にぜひご活用いただきたいです。
自分自身の課題からビジネスアイディアを着想した青木さんは、多くの読書家へのインタビューにより、既存サービスに対する差別化を構築していきました。本との出会いと自己学習の場としてReadHubの躍進を楽しみにしています。
ReadHubのDLはこちらから